三銃士

面白い。・・・を通り越して、驚嘆した。
あまりにも、見事な構成を持った小説である。それでも、私が読んだのが、3部作のうちのはじめの1部に過ぎないなんて、信じられない。
それは、上、中、下と、三冊から成り立っていた。娯楽説としては、さほど長くも無いかもしれないが、この、長さで、はじめて一つの物語として、完結しているのが凄い。
一つの話が終わって、次の話、また、次の話・・・と言う風に、話が積み木になっているのではなく、全体で、一つなのだ。
登場人物の謎とか、その人の事情、事件との絡みが、実に見事である。もちろん、人物の一人一人、物語の一つ一つが、魅力的であるのは、言うまでも無い。

尚、この小説には、訳が、たくさんあって、下手なのを取ると、古くさすぎたりして、読んでいられない。また、筋に関係ない話も出てきて、混乱を招く向きもあるらしい。私が読んで、このように驚嘆したのは、子供向けのカット版である。
(これを書いたあとで知ったのは”三銃士”と”モンテ・クリスト伯”の構成を立てたのは協力執筆者のオーギュスト・マケである。私としてはマケも評価する。
これはデュマの作品ではなくデュマとマケの協作作品である。)

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