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超有名な超傑作。
私は、この小説を中学の時、二十歳くらい、そして、三十五の時と三回読んだ。最後のときに、初めて、その価値がわかった。
多分、多くの人が、この作品の価値を見逃していると思う。それは、そういう風に書かれているからである。
あれっ?
と、感じる箇所が、一箇所だけ、この作品には隠されている。そこに気がつかずにサッと、読んでしまいがちなのだ。
ヘミングウェイは、ほかの小説の解説で、「芸術とは、どこまで書いて、どこを省略するかが、要だ。」 と言っていた。
この作品で、彼が省略した部分こそが、この作品の全てである。小説の終盤
あれ、どうして、ここ、書いてないんだろう?
と、思った次の瞬間、あなたはそのシーンを想像するだろう。あなたは、泣きそうになる。そしてヘミングウェイがなぜそれを書かなかったのか、彼が本当に伝えたかった物が何なのかを知るだろう。
