ロシアの大作家達の蒼々たる本に並んで、この聞いたこともない作家の聞いたこともない本がぽつねんとあったので興味を感じて読んでみた。
うだうだと文章をつづるのが好きな作家で、こりゃダメッだったかなぁ・・と思い始めた矢先、全体の7割くらいが過ぎた辺りから俄然盛り上がってきた。
盲人を扱っているこの本を書いたのは無論盲人ではない。「どう書いたところで、それは、盲人に対する冒涜である。」と言うことが誰しも読む前にチラッと頭を掠めるだろう。
この本は、実際には自分が体験をしていない作家が体験している人の気持ちになろうとして、一生懸命考えて書いた作品である。
そういう行為は作家として、とても立派だと思うし、共感を呼ぶ。
ちょっと読みにくい本だが、我慢して読めば、得るところはあると思うので頑張ってみて欲しい。
最後の方は、現代的なまとめ方で読み易い。

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