五年から 女らしくは なり初めて 友達来れば 喜べる父
自分へ
貧乏の 一つ一つの不便さに 癇癪おこす 人こそ哀れ
すっかり春になった
どっと来て 道を横切り 女生徒の 歓声を聞く 花吹雪かも
春の庭 鳩と雀が睦まじく 餌ついばみて 我に気づかず
やかましき 隣の人は 解雇され 麗しき故郷へ 帰りてゆきぬ
春うらら なにをするにも 金はなく 我たたずみて 桜 散るらむ
いつまでも 絶えることなく 花びらの 流れゆくなり 春の大川
東北の 電車待たせて走りくる 女子高生のあどけなきかな
20年 時の流れや異世界の ごとき彼方の 少女の記憶
鯉のぼり 干物のごとく吊るされて 春吹く風を 待ちにけるかも
麦畑の 続ける道に 車とめて 緑の波を 眺めつるかも
・・・影武者のプロットの直しをするのに参考にする本を探しに図書館へ行った。(正午ごろ)
図書館へ 5年も行けば 興味ある 本みつくして 暇も潰せず
アパートに 帰るもむなし 五月晴れ コカコーラ飲みて しばし悩まん
・・・結局、金がないので部屋へ帰った。
連休や 隣は何をする人ぞ 共に気づかい 息詰まるかも
・・・することもないのでプロットをいじってみた。
プロットを 直しつかれて 窓開けりゃ まだ陽は高く 風は楽しげ
水を得た さかなの如く きらめきて 風に泳げる 鯉のぼりかな
・・・オレはいつになったら気持ちよくストーリー書いて生活できるようになるんじゃ。
久しぶりに電車に乗った。
俺の座っている目の前に足のきれいな女子高生達がやってきて、
「男って、オヤジでもカッコイイのがいるよね・・・」
って話し出した。
きっと、俺のことに違いない。
白肌に スカート短く 且つ透けて チロリチロリと 絡める視線
水田に 突然 鴨がやってきて 見事なまでに 田人を無視
可愛いと 思いし女が 可愛くて 携帯から消す アドレス番号
亀とても 夏きて泳ぎまわれるを われ名もなくて 身動きもがな
亀やよし 亀になりたし なぜならば 手足の出ぬは 冬のみぞなり
夕涼み 蛙の音でも聴かむとて 表に出れば アスファルト道
都会でも 田舎でもなし このあたり 散歩もできぬ 夏の夕暮れ
漱石のポーズとなりて 部屋の中 時の行くなり 夏の夕暮れ
東には 東京のあり 新幹線 消えて行くなり おちかたの山
雨やみて 雲が去り行く 山々の 緑は濡れて 真夏の香り
早起きや 子供の頃の幸せが にじみでている 紫の花
縄張りの 畑で猫が いつまでも ゆるりとしてる 夏の夕暮れ
絶対に 住めないような マンションを 眺めて回る 夏休みかな
無視をして 二度目によべば うれしげに 君は振り向きて 車に乗れり
夏山の 姿を見れば 青春の 燃えていた日を つくづく思う
弱き羽 けなげに広げ つばくらの 子が南へと 旅立っていく
百日紅 花の盛りや 色あせも せず 咲きつづけ 夏ぞ麗し
数年ぶりに親睦旅行で東京へ行った。
うみほたる 霧の彼方に 摩天楼 幻の如く 若き日のあり
夏の終わり
集会に コンパニオンは多かれど 君を探して 歩き回れり
我を好く コンパニオンは多かれど 君がいなくて 寂しかりけり
照り返す 屋根の瓦に 影深く 陽射しは最早 秋の趣
秋
水色の 建築物が 青空の 真っただなかに 溶けていくかも
眠るには 惜しき気持ちや 今日もまた さしたることも せずに終わりき
おとなりさん 引越し行かば 夜更けて 何とはなしに 寂しかりけり
コスモスの 花が揺れてる 裏庭の 風のそよぎに 涙こぼるる
秋らしき 風に揺れてる 街路樹の 下の草むら 背高の花
日々ごとに シャワーの温度あげゆきて 風呂に入る日も 楽しかるべし
秋めくや 100円ショップの扇子にて 扇げる風も 真に涼しき
秋速し コンクリートの塀の上 今日も動かぬ 生ける蟷螂
秋深し
田んぼ道の真ん中で、すずめ達がたむろしている
・・・クラクションを鳴らすと・・・
チュンチュンと 車の前を逃げ飛ぶは 少女にも似た 遊びなるかも
秋深し 思いがけなく コスモスが 辺に広がっている 一帯の原
霜月の 陽に天突きて 出立つや 今年最後の 巨入道雲
松茸が なんぼのものぞ 椎茸の 香りに泣けぬ 鼻の鈍さよ
負け惜しみを言ってみました。
夜
冬の蠅 蛍光灯に止まり来て 埃きらめき 落ちにけるかも
10月に なって 蚊の出る 悔しさよ 夜風涼しく 眠つきしものを
翌 早朝
残飯を ベランダに干した 冬のあり 冬になる毎 すずめ来るらむ
歌の本を読んでいたら、藤原道長の
この世をば 我が世とぞ思う 望月の 欠けたることも 無しと思えば
というのが出てきた。
傲慢な歌であるというけれど・・・私には道長が自分自身をみんなの前で冷やかした、照れ隠しの歌にしか思えない。
今、千年の時空を越えて、私が突っ込みをいれてあげよう・・・
望月の やがては欠けて 三日月の また満ちぬるを 眺めつるかも
夜更けて 寝床に入れば三日月の 明日をも知れぬ 我が身なりけり
ハハハハ・・・道長よ、穏やかな日々は続いたか?
勤労感謝の日 自衛隊イラク派遣のニュース
式の間に 車にかさむ松落ち葉 安けき時の 過ぎにけるかも
青空の 遥か彼方に 飛行機の 微かに見える 午睡の時間
沈みゆく 外の景色を 惜しきとて カーテンひかず 書を読める我
しかし、こうも詠んだ。
しらけたる 町の景色は 陰となり 夕闇に浮く 雲やうるわし
師走。
賀状を書く
気持ちよく 付き合う人から 順番に 良くかけた字を 送るや賀状
一応全て筆で書いたのだ。
二月になった。
寒いけれどだんだん日が長くなってきて嬉しい。
アパートの 檻の如くな ベランダに 出て楽しきや 二月の日射し
冬になると見える山がある。
もちろん雪山である。二つ見えるうちの一方は大きくなだらかな山で御嶽山。
もうひとつの尖った、山は剣岳。
と、約20年間信じて、中学の校歌にも出てくる御嶽山を愛してきたのであるが、実は間違いで、剣岳だと思っていたのが御嶽山で、御嶽山だと思っていたのは恵那山だった。ガーン・・・そういえば、どうも雪が少ないなぁと思った。
山の名を 勘違いして おりにけり 低しと聞きて かわいくもがな
夜。
北風のとても強い、厳しい夜だ。
雲が風に流されて凄い速さで流れていく。その背後に見える星が、澄んだ空気の中で瞬いている。
北風に 夜冴えきって オリオンが 雲 蹴って行く 天空の頂
翌朝は極めてよく晴れた。最近はポチポチ暖かい日もあったりする。
二月とは 楽しき冬ぞと 呼びにけり 陽 日にまして 輝きゆかば
小春日や 郵便配りの若いコが 得意げに行く Gパン姿
小春日の 椅子に座りて 読書せば 夢の不安に 抗いがたし
旧友に出会った。家族を守る為に必死な姿が同情を誘うが嘘を並べられているような気もする。
保険屋は 哀しい仕事 古き友 我に出会いて カモと認めぬ
ちょっと短歌をやってみることにしました。
楽しい掲示板かチャットかなんかあったら紹介してください。
2006 10 19 更新