太陽の王子ホルスの大冒険


宮崎駿の絵は汚い。
色使いが汚い。なぜか汚い色が多い。
昔はそうではなかった。カリオストロの絵はとても綺麗な色を使っている。
ところで、宮崎駿の絵が一番美しく見れるのがこの映画だ。この映画の中の架空の街に使われている紫の屋根の色こそ宮崎駿が初期時代に持っていたカラーである。
演出は高畑勲。
テレビでは何本か宮崎と組んでいるが映画ではこれ一本のみ。
宮崎の演出は本来軽く、高畑の演出は固い。それがこの映画では
宮崎演出と高畑演出が見事に融合しており、格式の高さと娯楽性の高さが両立している。演出の力としては 千と千尋の神隠し よりも上かもしれない。
予算の関係でアクションシーンがアニメーションで表現できなかったのはあまりにも痛いが、ファンには是非見ていただきたい1ッ本である。