これが世界的に認められて有名は小説なのかどうか大変気になる。
なんだかんだ言っても、やっぱり坊ちゃんが漱石の最高傑作なのだから。
学校の教科書なんかでは「こころ」か「明暗」あたりを取り上げているところが多いと思うが、それらは難しくて頭がいたくなちゃう。
坊ちゃんはストーリーの面白さ、まとまりのよさキャラのよさ内包している物の高さ、今の若い世代が呼んで違和感なく感動できる作品だと思う。
坊ちゃんの書き方で面白いのは全て一人称つまり、「俺」と言う、粗野で荒削りな男が喋っている語り言葉なのにのかかわらず、その言葉の背後に漱石と言う人の言葉を感じさせる点である。
そしてよく読んでみると、この「俺」と言う人物もはたして、本当に未熟な人間だったのだろうかと言う気がしてきて不思議な気持ちになるのである。
そして何と言っても、この小説の最後の一文。
一度読んだら忘れられない単純で、しかも深い作品である。

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